フリーランスが仕事でカフェ利用時の経費・仕訳【個人事業主の確定申告】

2019年10月2日2023年9月30日

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フリーランスの人が１人でカフェで仕事をした場合、経費にすることが可能です。その場合の勘定科目は「会議費」になります。「飲み物代」だけで「食べ物代」は経費になりません。

ただし、仕事上で研究や視察を目的とした「飲食代」は経費になるようです。その場合、税務調査でプライベートと疑われないためにも、撮影写真やレポートなどの「証拠」を残しておくとよいです。勘定科目は「研究費」がおすすめです。

今回は「会議費」の場合の仕訳方法をまとめてみましたのでご参考ください。

現金払いの場合

事業用のお金（現金）で経費を使った場合の勘定科目は「現金」になります。

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
○/○	会議費	作業場代	500円	現金		500円	スターバックス○○店

プライベート用のお金（現金）で経費を使った場合の勘定科目は「事業主借」になります。

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
○/○	会議費	作業場代	500円	事業主借		500円	スターバックス○○店

カードで支払いの場合は、カード決済の日と引き落とされた日に仕訳をします。

会社用のカードの場合「未払金」で仕訳ます。

複数回カードを利用していてもまとめて1回記帳すればＯＫ。

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
7/31	未払金	○○カード	1300円	普通預金	○○銀行	1300円	○月分 ○○カード引落

個人用のカードで支払った場合は決済した日のみで「事業主借」を使います。

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
6/1	会議費	作業場代	1,000円	事業主借	○○カード	1,000円	スターバックス○○店

電子マネーには、決済方法がプリペイド（前払い）方式とポストペイ（後払い）方式の２つの種類があります。

前払い方式では、チャージしただけでは経費になりません。実際作業場を利用し、支払いをしたときに経費となります。まずは「仮払金」でチャージをしておきます。
例）Suica、PASMO、楽天Edy、WAON、nanaco

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
7/1	仮払金	Suica	10,000円	現金		10,000円	チャージ料

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
7/1	仮払金	Suica	10,000円	未払金	○○カード	10,000円	チャージ料

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
8/15	会議費	作業場代	500円	仮払金	Suica	500円	スターバックス○○店

後払い方式では、作業場を利用した段階では「未払金」で処理し、預金口座で決済した段階で支払い処理をします。
例）iD、QUICPay、

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
7/1	会議費	作業場代	600円	未払金		600円	スターバックス○○店

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
8/15	未払金		600円	普通預金	○○銀行	600円

個人用の電子マネーで支払った場合は決済した日のみで「事業主借」を使います。

	借方			貸方
取引日	勘定科目	補助科目	金額	勘定科目	補助科目	金額	摘要
6/1	会議費	作業場代	1,000円	事業主借		1,000円	スターバックス○○店