2015年12月、Googleから「HTTPSページが優先的にインデックスに登録されるようになります」と発表がありました。
今まで、お問合わせなどの一部のページのみSSL化にしているサイトは結構ありましたが、HTTPS化(常時SSL)のサイトも増えてきたので、遅ればせながらこちらのサイトも対応してみました。気のせいかHTTPS化にしたらPV数が上がった気がします。。
これから作るサイトはなるべく初めからHTTPS化にしておいた方がよさそうですね。とくに企業サイトなどセキュリティ対策にも常時SSL(暗号化)で安心なサイト作りをおすすめします。SEO的にもGoogleが推奨しているので影響が出てくるかもしれません。
ちなみに見た目はブラウザがChrome(クローム)の場合、こんな感じで表示されるようになります。
しかし、HTTPS化は費用も結構かかります。ご利用中のレンタルサーバー会社のSSL費用を確認してみるといいかと思います。レベルによって結構金額も高額になってくるので簡単にSSL化にしたい方は「エックスサーバー」の無料独自SSLがおすすめです。
エックスサーバーへの移転
WordPressサイトでエックスサーバーへの移行方法はこちらをご参考ください。
以下、WordPressサイトをHTTPS化へ常時SSLにする方法
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
プラグインを利用すれば結構簡単でしたのでご参考ください。
まずはバックアップ
念のためバックアップを取っておきましょう。今回はプラグイン「BackWPup」で対応してみました。
BackWPupのインストール
WordPressの管理画面サイドメニューより「プラグイン」の「新規追加」を選択。プラグインの検索で「BackWPup」を検索し「今すぐインストール」>「有効化」にします。
バックアップ方法
BackWPupの「ダッシュボード」を選択します。「データベースのバックアップをダウンロード」をクリックするとSQLファイルがダウンロードされます。これでOK!
httpsアドレス(SSL)の設定
今回はエックスサーバーでの方法になります。その他のレンタルサーバーの場合、各会社の手順をご参考ください。
エックスサーバーのサーバーパネルを開きます
1. SSLを選択します
2. HTTPS化したいドメインを選択します
3. タブ「独自SSL設定の追加」を選択し、「独自SSL設定を追加する」ボタンをクリック
CSR情報の入力はしなくてもOKです。
これで設定はOKです。反映されるまでに1時間くらいかかるのでしばらく待ちましょう。
(4) 「SSL設定の一覧」からアドレスをクリックで確認することもできます。
https://~でページが表示されるようになったらOKです。
httpsのアドレスが使えるようになったら以下の設定を行います。
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WordPressのアドレスを変更
WordPressの管理画面より「設定」の「一般」を選択します。
WordPress アドレス (URL)
サイトアドレス (URL)
それぞれのアドレスを http
→ https
に変更します。
「変更を保存」ボタンクリックで保存します。
Search Regexで内部リンクを一括置換
http://~
で投稿されている記事をhttps://~
に置き換えます。こちらもプラグイン「Search Regex」で簡単に置換することが可能です。
Search Regexのインストール
WordPressの管理画面サイドメニューより「プラグイン」の「新規追加」を選択。プラグインの検索で「Search Regex」を検索し「今すぐインストール」>「有効化」にします。
Search Regexの使い方
ツールの「Search Regex」を選択します。
Search pattern | SSL化する前のURL |
---|---|
Replace pattern | SSL化後のURL |
SSL化する前のURLとSSL化後のURLを入力し、「Replace」ボタンを押してみます。
こんな感じで置き換えますよ、というのが一覧表示されます。一度置換してしまうと元に戻すことはできないので、きちんとここでチェックしておきましょう。
大丈夫そうでしたら「Replace & Save」ボタンで一括置換を行います。
これでWordPressに投稿しているhttpのURLがhttpsに変更されたと思います。
.htaccessでhttpsページへリダイレクト
あとは今までのページでリンクされた場合httpsページへ飛んでくれるように.htaccess
の設定をしておきましょう。.htaccess
ファイル内の上部に以下を追記します。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L]
</IfModule>
確認
ここまでできれば大体OKかと思います。ブラウザで確認してみてください。
Chromeの場合
外部サイトの画像やスクリプトを読み込んでいる場合、そのサイトもhttps対策をしていないと安全ではない状態のため鍵マークが表示されません。
Chromeのデベロッパーツールでチェックしてみる
鍵マークにならない場合、Chromeのデベロッパーツールでチェックすることも可能です。
Chrome上で F12
キーを押して「Console」タブを選択するとエラーリストが表示されます。この辺を利用してエラー箇所をチェックしてみましょう。
外部サイトの読み込みはOKか?
header.phpやfooter.php、sidebar.phpなどでhttpで呼び出しているところがあったらhttpsに変更。
※ただし、修正先がhttpsできちんと開けるか確認しておきましょう。対応してないと開けません。
SNS系のURLはOKか?
SNS系の呼び出しリンクもhttpでしたらhttpsに変更。
※こちらも修正先がhttpsできちんと開けるか確認しておきましょう。対応してないと開けません。
その他の設定変更
Googleアナリティクスの変更
Googleアナリティクスを利用している方はこちらもhttp → httpsに変更しましょう。
1. アナリティクスの「管理」より「プロパティ」の「プロパティ設定」を選択します。
2. デフォルトのURLをhttpsに変更
Google Search Consoleの変更
Google Search Consoleは変更ができないので、再登録になります。
「プロパティを追加」ボタンから新しくhttps://~のアドレスを登録します。
アナリティクスとSearch Consoleの関連付け
アナリティクスの「プロパティ設定」より「Search Consoleの調整」を選択します。「編集」をクリックし、「Search Console のサイト」を選択して保存。
サイトマップの設定
Search Consoleでサイトマップを設定している方は、sitemapも新しく設定し直します。
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